卒業生の言葉 2023年度卒業生
S.Nさん 上智大学 法学部 法律学科 進学
私は将来、文化財の保護に関わる仕事に就きたいと考えています。しかし、文化財保護の仕事には、修復を専門とする技術者や学芸員など様々なものがあり、自分がどういった形で文化財保護に関わっていくかを決めかねていました。私は美術品などの文化財が好きで、定期的に博物館に行くのですが、展示品修復のための募金を公立の博物館が行っていることに疑問を抱きました。そして、色々と調べるうちに、文化の継承のための資金を捻出することが難しいという状況を、私が公務員となり改革したいという思いが強くなりました。
進学先を選ぶ中で、博物館学や公務員に求められる法的教養を学べることはもちろん、海外の文化財保護の事例を知るために、外国法と文化についても学べる大学を選びたいと考えていました。上智
大学ならば継承してきた文化財を国際的な視点を交えつつ、後世に伝えるという目標が達成できると考え、志望しました。
私は言語化が苦手で、興味のある分野がマイナーなため、志望理由書を書く際に苦労しました。しかし、先生方は親身に相談に乗ってくださり、中にはアドバイスをするために文化財保護について調べてくださった先生もいらっしゃいました。そうやって作成を進めていく中で、自分の意見に自信が持てるようになりました。
純心では自分の意見を主張しやすい環境が整っています。ずっと一緒に過ごした気心の知れた仲間と、生徒の個性を受け入れ尊重してくれる先生方。ここまで自分を解放できる雰囲気はあまり他にはないように思えます。個性を伸ばしながら、成長できる純心で学んでみませんか。