卒業生の言葉

卒業生の言葉 2024年度卒業生

K. Hさん 明治大学 政治経済学部 経済学科 進学

 純心での高校生活を振り返ると、あっという間の3年間だったと感じます。スポーツ大会に純心祭、球技大会などのイベントに新しくできたFYMプロジェクト、日々の授業や部活、友達と競い合った定期考査に小テスト。今思い返すとこの高校三年間が学校生活の中で一番色濃く残っています。私は、高校入学当初から海外大学に関心があり、一年生から準備をしてきました。残念ながら世界情勢の急激な悪化により、当初目指していた海外大学進学を断念することになりましたが、この予想外の状況にも柔軟に対応し、国内の大学進学を決断できたことは、今思うと非常に貴重な経験となりました。この状況において、自分の目標を一から立て直し、新たな環境での挑戦を決意できたことは、精神的にも大きな成長を促しました。海外大学では社会貢献活動が評価されることが多く、そのためにFYMを通して参加した活動は、幸いにも国内大学の受験でも大きな強みとなりました。そして、学業成績が良かったことが、最終的に指定校推薦を受けるための大きなポイントとなりました。私が指定校推薦を受けるうえで大切にしたことは、日頃の授業から部活、様々なボランティア活動を通して成果以上に「何を学び、これからにどう活きるのか」を意識して生活をすることでした。政治経済学部を専攻するきっかけは、はじめに希望していた経済学部について調べていく中で、経済と政治が密接に関連していることに強く気づき、経済学だけではなく、政治的な側面も理解しないと、現実の社会問題や経済の動きを十分に把握できないと感じたからです。政治経済学部であれば貧困問題、環境問題、格差などのこうした複雑な問題に対して多角的な視点からアプローチできると考えました。高校生活は長いようで短いので日頃からアンテナを張り少しでも興味があることにすぐに飛びつけるよう準備をしていることが大事だと思います。受験が終わり進学先が決まった今、ゴールだと思っていた大学はゴールではなく、むしろ新たなスタートラインになっています。最後に、高校生活を通して、自分が積み重ねた努力全てがすぐに実るわけではないが、未来のどこかで実を結ぶことがある 、ということを学びました。そのため、支えてくれる家族や友達、先生を大切にし、目の前にある一つ一つのやるべきことを着実に取り組み、勉学と遊びにメリハリをつけて残りの高校生活を全力で楽しんでください。

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