卒業生の言葉 2021年度卒業生
S.Sさん 東京薬科大学 薬学部 進学
薬剤師になって災害医療に携わりたいと考えていた私は、学校生活を通して明確な薬剤師の理想像を考えることができました。
東京純心女子では、6年間を通して先生方からの温かいご指導をいただきました。科目によって苦手な分野があった私に、先生方が希望した分野を中心に演習プリントの準備や添削をしてくださるなど、とても丁寧なご指導をいただきました。思うように成績の伸びない時期もありましたが、各科目の先生方の熱心なご指導により、「夢に向かって頑張ろう」と、挫けそうになる心を何度も奮い立たせることができました。
部活動はソフトボール部に所属しました。練習や試合でミスをしてしまった時に、仲間が気に掛けてくれた言葉に何度も助けられた経験があり、「視野を広く持つことの大切さ」に気づかされました。それ以来、日常生活では、人の言動の背景について考えることができるようになりました。また、友人たちとはなんでも相談し合える間柄になりました。時には自分の悩みを打ち明けてくれる友人から、「話をよく聞いてくれて安心するよ。また話しても良いかな?」と言ってもらえたりすることもありました。私自身、人の気持ちを理解して相手に向き合えている自信がなかったので、この言葉をもらえた時は大変嬉しくホッとしたことを覚えています。このように、部活動でのかけがえのない仲間たちが教えてくれた大切な気づきや、日々、友人たちと過ごした時間が、患者さんの気持ちを第一に考えることのできる薬剤師、そして信頼される人間になりたいと思う第一歩となったのです。