ピックアップ純心

行事

純心祈りの日

東京純心は、被爆校を姉妹校に持ち、被爆者でもあるシスター江角ヤスによって創設されました。姉妹校は創立10年目の8月9日、原子爆弾によって、214名の生徒・教職員の尊い命が失われ、校舎を全て焼失するという壊滅的な打撃を受けた江角先生を勇気づけたのは、悲惨な状況にありながら、祈りつつ清らかな最期を遂げた生徒たちの姿でした。

本校は8月9日を「純心祈りの日」と名付け、登校日としています。この日のできごとを思い起こし、犠牲となられた方々を追悼するとともに、過去から学び、現在、そして未来の世界の平和を願ってともに祈り、考える日、それが「純心祈りの日」です。

第1部 

全校生徒が講堂に集まり、代表生徒のリードで、「祈りのつどい」が始まります。

この5月、長崎を訪れた高校2年生の代表者が平和体験文を朗読しましたが、その言葉には強い重みを感じました。最後に、平和な未来に貢献できるよう、皆で「フランシスコの平和を求める祈りを唱えました。

第2部

NHK スペシャル〝あの子“を訪ねて 長崎・山里小」被爆児童の70年視聴した後、各ホームルーム教室でグループディスカッションが行われました。

分かち合いでの自分の発言やグループの人の印象に残った発言は「8月9日ノート」にメモを取りました。

第3部

講堂に移動して、長崎平和祈念式典(NBC 長崎放送 YouTube)を視聴し、長崎に原子爆弾が投下された11:02 には全員、起立して黙祷を捧げました。

最後に「8月9日ノート」に今日一日の振り返りと、今日学んだことをこれからどのように生かすのか、「私の行動宣言」を記しました。

長崎純心 校墓の墓碑に刻まれた
「燔祭(はんさい)のうた」の歌詞
1945年8月9日の炎を、世界平和を祈る人類の大燔祭とみなし、清らかな最期を遂げた純心の生徒たちを純潔のシンボルである百合にたとえた「燔祭のうた」を、平和への祈りをこめて歌いました。
校長先生の平和のメッセージをお聞きした後、高校1年生の音楽選択者によって「千羽鶴」の合唱がささげられました。
ホームルーム教室でのグループディスカッションでは、クラスメイトが語る平和に対する想いに、真剣に耳を傾けます。
全員で黙祷を捧げました。