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FYM「ホロコーストから考える」ワークショップ

10月21日(土)中央大学大学院生で、「わたし」と「れきし」展実行委員会メンバーの井上未菜さんをお迎えし、「ホロコーストの記憶と今を生きる私たち」をテーマにワークショップを行いました。

まず井上さんは、実行委員会の経緯について、コロナ禍でオンラインのホロコースト・シンポジウムに参加した大学生数名が、一人では受け止めきれない記憶を、対話を通じて多くの人と考えたいとの思いから会が発足したと話されました。そして2021年埼玉大学での展示を皮切りに、ホロコーストを題材に「わたし」と「れきし」を考える展示を、これまで数回にわたり行ってこられたそうです。

続いて、中学歴史の3社の教科書を実際に手に取り、太平洋戦争や関東大震災の記述を比較しました。生徒たちは、教科書によるちがい、年代によるちがいに驚き、自分たちが習ってきた「歴史」、あたりまえと思っていた「歴史」は、誰かによって決められた(選ばれた)「歴史」であることに気がつきました。

自分はどんな「歴史」を大切にしたいのか、自分はどこから学ぶのか。

「れきし」を通じて「わたし」を再認識することの第一歩が始まりました。