FYM「Asian Studies」特別講義～日韓関係と東アジア～

6月10日、FYM「Asian Studies」では、日韓、日朝関係、国際政治がご専門の李泳采先生をお招きし、日韓関係をテーマに特別講義をしていただきました。

李先生のご出身は韓国の中でも民主化運動がさかんだった光州。兵役を終え、大学を卒業してどんな思いで日本に来られたのか、当時の韓国、日本はどんな様子だったのか。まず先生の自己紹介から、生徒たちは自分たちの知らない日韓の姿に引き込まれました。

李先生のユーモアたっぷりの語り口に何度も爆笑しながら、楽しく、真剣に、隣国の社会、政治、文化の一端を学ぶことができました。人生の半々を韓国と日本で過ごされた李先生ならでのお話に、生徒たちの視野は広がったことと思います。

「少子化など日韓には共通の課題が多い。協力して解決していければ」「日本と韓国の関係がよくなってほしい」「韓国の受験がこれほどきびしいとは」など、たがいの感想を共有しました。

「海外に出て、相対的に自分の国を見ることが大切」との先生の言葉に、生徒たちは背中を押されたことでしょう。