本校の防災対策について
生徒が安全に日々を送れるようにすることが学校の責務です。火災、地震に対する対策だけでなく、これ以外の事故等に対しても安全対策をたてています。
本学園は、同一敷地内に中学・高校・大学があります。中高は大学と連携をとりながら、生徒・学生と教職員の安全確保を図ります。
1.火災への対応
- 火災を知らせる非常ベルが鳴り、出火場所を確認後、出火場所を知らせる非常放送が全館に流れます。生徒は所定の避難経路に従って避難します。
- 全校一斉の火災避難訓練を毎年4月に実施します。
2.地震への対応
(1)事前対策
- 本校の校舎は建築基準法の新基準に適合しています。
- 非常の場合、数日間学校にとどまることができます。
- 本校に震度3以上の揺れが予測される場合、カウントダウン方式による緊急地震速報が全館に流れます。
(2)防災備品と保管場所
- 敷き布団・掛け布団、毛布(中学校舎裏の建物)
- 防災用救助道具、大工道具、大型ビニールシート(食堂前倉庫)
- 医薬品(食堂前倉庫)
- 災害非常時用簡易トイレ、発電機(食堂前倉庫)
- AED設置場所:高校職員室前、保健室入口(外)、第1体育館玄関、講堂ホワイエ、大学校舎4F第2グラウンド入口(外)、大学健康サポートセンター前(1F)
(3)生徒個人用防災用品
- 入学時に個人用防災備蓄品(ドライフード・クッキー・水など)を全員分購入し、学校で保管し卒業時にお返ししています。(食堂前倉庫)
- 個人用防災備蓄品のほかに、水を一人500㎖を3本購入し、1年ごとに入れ替えます。(食堂前倉庫)
(4)地震発生時対応
- 登校途中の場合、可能な限り帰宅します。
- 在校中に地震が発生した場合、学校に一旦とどまります。
- 混乱が収まり、交通機関等が回復し、安全が確認された場合は、教員の指示に従い、帰宅経路別のグループで帰宅します。
- 帰宅が困難な場合、学校にとどまります。保護者が迎えに来られた場合は引き渡します。
- 地震が発生した際、ご家庭でも避難しなくてはならないことが考えられます。各ご家庭で家族の安否確認の方法、避難場所、どこで落ち合うか等について、決めておいてください。大きな地震が発生した場合、ラジオのニッポン放送(1242kHz)で各学校の詳細な被害情報が放送されます。
3.台風、大雨、大雪等の荒天への対応
- これらのことが予想される時は、原則として午前6時まで自宅で待機してください。
- 休校の場合は、原則として午前6時までに「緊急メール(メルポコ)」の一斉送信等で連絡します。
- 連絡がない場合は、学校に登校してください。
- 地域によって、悪天候による公共交通機関停止等で登校できない場合、各家庭で判断し、その旨学校に連絡してください。その場合は欠席・遅刻扱いとはしません。生徒が在校中にこうした事態が生じた時は、安全確認等の状況判断に基づき、できるだけ速やかに生徒を下校させます。
4.感染症への対応
感染症の流行に備え、危機管理の一環として、全生徒に以下の物品を備蓄(小冊子は配布)しています。また、昇降口には手指消毒用液を設置しています。
<感染症対応備品 等>
- 感染症対策小冊子
生徒に直接配布します。内容をよく確認の上、各家庭でも備蓄品や行動計画の準備を進めてください。 - 抗ウィルスマスク
- ディスポ手袋
②③は学校にて保管し、緊急時には全生徒に配布・着用の上、下校させます。
5.Jアラートが発令されたときの対応
(1)登校途中や自宅にいるとき
- 政府や自治体の指示に従う。(防災無線、緊急速報メール等)
- 無理に登校せず、安全確保をする。安全が確認できれば登校する。
(2)在校中
- 建物の中か地下に避難する。
- 窓から離れる。
- 机の下等に身を隠し、頭を保護する。
6.日常(平日及び土曜日)の学園生活における安全確保
- 警備員による入校者チェック(原則として7:30~19:30)
- 中学校舎各階の廊下東端に、職員室直通の緊急用電話を設置。
- 学校への電話連絡
7:45~17:15 中高事務室 042-691-1345
17:15~18:30 職員室直通 042-691-1346
長期休暇の際は、時間帯が変更となります。
上記以外の緊急時 042-691-0441(修道院) - 防犯カメラによる外部からの無断侵入者チェック
7.登下校時の緊急避難校ネットワーク
東京の私立中学校・高等学校では「登下校時の緊急避難校ネットワーク」という取り組みを行っています。この取り組みは「登下校の時間帯に震災が発生し、首都圏の交通機関がストップするような状況においても、所在不明の生徒を極力出さないよう、帰宅困難生徒の保護とその情報の伝達について、私立学校間で出来る限り協力し合う」というもので、詳細は次のとおりです。
登下校中に大きな地震が起きて、電車やバスが止まり、学校や自宅にたどり着けなくなってしまった生徒は、近くにある東京や神奈川の私立小学校・中学校・高校に避難することができます。
- 東京都内や神奈川県内の私立小学校・中学校・高校に避難すれば、原則として、その所在と安否を在籍校(純心)に連絡してもらえます。ただし、避難先の学校から保護者に直接連絡がいくわけではありません。
- 家から学校までの通学路(通る駅)周辺にある都内や神奈川県の私立小学校・中学校・高校を事前に調べ、その所在地を確認しておいてください。Googleマップ等を活用して調べ、プリントアウトした地図や情報を常に持ち歩く、などが有効です。東京私立中学高等学校協会 公式HP「東京私学ドットコム」(http://www.tokyoshigaku.com/)のトップページにある学校検索機能では、男女別・沿線などを選択して学校を調べることができます。
- 女子は女子校もしくは共学校に避難するようにしてください。なお、避難先の学校の状況によっては受け入れてもらえない場合があります。家から学校までの各駅で、複数の学校を候補として考えておいてください。なお、本校でも他の私立小中高の女子生徒を受け入れます。
- ただし、駅構内や公共施設内にいた場合は、急いで私立学校を目指すのではなく、まずはその施設のアナウンスに従ってください。
8.緊急メール配信システム・災害時被災報告システム
本校では、災害時の緊急連絡や防犯対策、通常連絡のため、次の緊急連絡システムを導入しています。電話連絡網に代わるシステムですので、 原則として全員にご加入をお願いします。
- 「メール配信システム(メルポコ)」(NTTビジネスソリューションズ株式会社)自然災害等の緊急時や、防犯 対策・保護者会出欠確認等に利用します。メールの配信先として、生徒一人につき3アドレス(保護者の方も含めて)を登録することが可能です。
- 「災害時被災報告システム(CoCoねっと)」(NPO法人ロイズ)通信規制が行われるような、大規模自然災害等の緊急時に使用します。携帯電話がつながらなかったり、携帯メールが遅延したりする状況においても、「学校⇔保護者」での双方向の通信機能に加え、「生徒⇔保護者」でも連絡を取り合える伝言板機能があります。
本システムは、学校専用のサイトで利用者制限をしており、インターネットに接続できれば、確実に情報を登録・確認できるよう体制を整えています。また、携帯電話の充電が切れても、避難所などのパソコンや他の人の携帯電話から「災害時被災報告カード」に記載されているアドレスにログインして、利用することができます。このカードを生徒、保護者の方が常時携帯することで、様々な事態に備えることができます。
9.CoCoねっと
(1)利用手順
- 新学期に配布する「災害時被災報告カード」(生徒・ご家族 計3名分)を常時携帯してください。ID、PWは家族間共通で、1家族に1つです。変更はできません。利用者数の制限はありませんが、同居のご家族間での利用としてください。
- いつも利用している携帯電話、パソコンに「CoCoねっと」サイトのアドレス、学校NO、ID、パスワードを登録・保管しても結構です。フィルタリングのレベルによっては、アクセスできない場合があります。
- 定期的に、家族間でテスト利用を行なってください。
(2)災害時の利用法
- 災害発生時に、生徒が学校外にいる場合
◆生 徒…自分の携帯電話または、避難場所の係の人などのパソコンや携帯電話から「CoCoねっと」サイトにログインして、「どこにいるのか、無事かどうか」を登録します。
◆生保護者…「CoCoねっと」サイトにアクセスして、お子さんの登録がないかチェックしてください。ご家族間でも、情報交換にご活用できます。 - 災害発生時に、生徒が学校内にいる場合
◆学校…被災報告ページに「学校で保護しています」等の報告が登録されます。閲覧した保護者は、返事(迎えに行きますなど)を登録してください。 - 学校側でも、全ての生徒の登録情報を確認できますので、学校を出た生徒が、保護者と連絡がとれたかどうかを、把握することができます。