卒業生の活躍

中澤 祐子さん

37回生 2003年卒業
群馬大学医学部付属病院 乳腺・内分泌外科 医員
群馬大学 医学部医学科卒

私は中学高校の6年間を純心で過ごしました。四季折々の自然豊かな環境と学園標語「マリア様 嫌なことは私が喜んで」に代表される奉仕の精神を体感し、充実した学園生活を送ることができました。共に純心坂を歩み一緒に学んだ友達、先輩・後輩は、卒業後も色々なところで頼りになり、支えてもらえる、とても大事な存在です。卒業後は皆それぞれ進路が違うからこそ、様々な角度から助けてもらっているのです。

純心を卒業後は、小さい頃からの夢であった医師を志して、医学科へ進みました。今現在は、乳癌と甲状腺疾患を専門とした外科医として大学病院に勤務しています。主な仕事の内容は、乳癌や甲状腺癌などの診断および薬や手術による治療を行っており、毎週100人近い患者さんと向き合っています。癌というのは進行性で、必ずしも良い経過の患者さんばかりではありませんが、「先生に診てもらえてよかった。」と一人でも多くの方に思っていただけたらと思い、日々奮闘しています。

そんな日々の私の心の支えとなるのが、純心の学園標語です。どんな物事も嫌だと思って当たると憂鬱にしかなりませんが、気持ちを切り替えて喜びを見出しながら当たると、不思議と達成感や充実感を得ることができます。もちろんうまくいかないこともありますが、ふとした時に学園標語が頭をよぎり、頑張ってみようかなという気持ちにさせてくれます。

昨年第1子を出産し、今は仕事と0歳児の子育てをなんとか両立させています。周囲のサポートなしではフル勤務は難しいですが、支えてくれる人に感謝しながら今後も仕事を続けていきたいと考えています。