卒業生の活躍

谷内 絵理さん

38回生 2004年卒業
国家公務員:人事院(給与局給与第三課課長補佐)
慶應義塾大学 法学部法律学科卒

人事院は日本の行政機関で、国家公務員がその能力を十分に発揮することで日本をより良くしていけるよう、働きやすい制度やシステムを構築する機能を担っています。私は今、国家公務員のボーナスを決める仕事などをしています。以前は内閣府で多くの女性に活躍してもらうための政策などにも携わっていました。

純心の教育は、仕事の様々な場面で活かされています。

例えば、英語。海外の国家公務員とディスカッションできるのは、純心の熱心な英語教育と、海外研修で度胸がついたおかげです。また、笑顔で挨拶する習慣は、上司や部下、各府省の国家公務員などとの日々のコミュニケーションを円滑にしてくれますし、私自身も前向きな気持ちになれます。

そして何より、国家公務員は「国民全体の奉仕者」です。自分の利益のためではなく国民の皆さんのために頑張るということは、純心で学んだ「奉仕の精神」そのものです。「奉仕」のためには、相手の立場に立って本当に求めていることを想像する必要があります。それは決して簡単ではなく、私自身、怠けたくなるときや至らないときもありますが、そのたび「マリアさま いやなことは私がよろこんで」の学園標語を思い出します。純心は今でも私に叱咤激励してくれています。

純心時代は、私にとって本当に幸せで楽しい思い出です。

純心生の皆さん。日々の勉強をはじめ、スポーツ大会、純心祭、合唱コンクール、マラソン大会…と盛りだくさんの毎日。辛いこともあると思いますが、お友達や先生方と一緒に分かち合い、乗り越え、精一杯楽しんでください!

思い出は苦労を乗り越えた先にあります。