はたゆりこさん
41回生 2006年卒業
早稲田大学 政治経済学部 経済学科卒業
シンガーソングライター・作詞作曲家/東京司法書士会 親善大使/飯能日高テレビキャスター
現在の自分(自己紹介・職業紹介等)
映画製作に挑戦―子どもたちに夢や希望を
私はシンガーソングライターとして活動するほか、タレント・キャスターの仕事をしています。また、地元である埼玉県入間市を舞台にした映画「ラストサマーウォーズ」(2022年夏劇場公開)の共同プロデューサーを務めています。小学校6年生のひと夏の青春を描いた、子供たちが主役の映画です。生まれ育った故郷を盛り上げるとともに、未来の世界を担う子供たちに夢や希望を届ける作品にしたいと思っています。
映画制作というものに関わるのは今回が初めてですが、暗いニュースや矛盾した世界に折り合いをつけて声をあげることすら諦めている大人の姿ではなく、「大人になっても好きなことをやっていい。失敗を恐れず挑戦していい」そういう大人たちの姿をこそ見せたいと思い、挑戦することに決めました。
30歳過ぎて音楽スクールに
そんな現在に至るまでの経歴ですが、純心卒業後は早稲田大学に進学し、大学卒業後シンガーとして活動を始めました。その後自分でも作詞作曲を始め、様々なご縁を繋げながらシンガーソングライター、キャスター等の活動をしてきました。
実は、学生時代には音楽を専門的に学んだ経験がありませんでしたので、基礎から学びたいと思い、音楽スクールに通い始めたのは30歳を過ぎてからです。周りを見ればひと回り以上歳下の生徒さんたちばかり。けれども、その時の学びが確実に今に活きていますし、あの時勇気を出して踏み出して良かったと思っています。
純心生活での思い出
生涯大切にしたい仲間たちとの出会い
高校時代は友人たちとチアダンス同好会を立ち上げ、地道に努力することや続けることの大切さを学び、生涯大切にしたい仲間たちにも出会うことが出来ました。
また、ロンドンの海外研修で経験した3週間のホームステイ、長崎原爆資料館や被爆者のホーム、姉妹校などを訪問した長崎研修旅行など、様々な企画を通して視野を大きく広げることができました。
純心時代の経験が現在に活かされていること
美しい言葉選びを心掛ける姿勢
中高6年間、純心での日々が自分の人間性に与えた影響はとても大きく、一番感受性の強い時期を純心で過ごせて良かったと心から思っています。そう思う理由のひとつは、純心時代に触れた言葉の美しさです。
学園標語や先生方の言葉、友人たちとの会話、シスター方のお話、毎朝の聖書の朗読…純心の日々で触れた多くの言葉は、いつも真心や思いやりのフィルターを通して届けられていたように思います。
相手を傷つけない、美しい言葉選びを心掛ける姿勢を学びました。
純心生へのメッセージ
より勇気が必要な方を選ぶ
私自身、何か選択で迷ったときは「より勇気が必要な方」を選んでいます。
やらない理由や諦める理由というのは、いつでも簡単に見つかります。「失敗したら怖い」「夢を語れば笑われてしまうのではないか」という考えがよぎることもあるかと思います。
けれども、一番大事なのは「自分はこれがやりたい。好きだ。学びたい」といった気持ちです。そんな気持ちが生まれたタイミングを逃さずに、勇気を出してまずは一歩踏み出すこと、行動することが大事だと思っています。