ピックアップ純心

FYM

大学生と考える、平和・戦争・歴史

~FYM「若者から若者への伝言1945⇔2025」より②~

戦争体験者の証言を読み、対話を行なうこのFYMも最終回となりました。その最終回(2/21)では、東京学芸大学4年生で、ホロコーストや戦争について学び、伝える活動を行なってきた奥川稀理さんをお迎えし、ワークショップを行ないました。

奥川さんの活動は、コロナ禍での大学生活で、ホロコーストを題材とするオンライン・イベントに参加して感じた「モヤモヤ」から始まりました。仲間を募り、「ホロコーストを題材にして、自分自身を見つめ直せるような展示を作りたい」と、「わたし」と「れきし」展を企画・制作。その後も各地のイベントでの発表、戦争体験者の証言を題材とする高校生との交流、第五福竜丸展示館ガイドなどを行なってきました。

さらに昨年8月までの1年間ドイツに留学し、戦争やホロコーストと向き合う「記憶の文化」を目のあたりにしました。

生徒たちは奥川さんのこのような活動報告をお聞きし、そこから生まれた「問い」を付箋に書き出します。そしてたくさんの「問い」の中から、「私たちは、負の歴史も含む歴史と向き合うことがなぜ大切なのか」をテーマに対話を行ないました。

さて、今回がFYM全5回の締めくくりとなりました。このFYMで戦争体験者の証言を読み、生徒がそれぞれに感じた「モヤモヤ」・・・・。

その「モヤモヤ」とどのように向き合い、考え続け、行動していくか。今日の奥川さんのお話やその後の対話の中から、生徒たちはたくさんのヒントを得たことでしょう。

「わたし」と「れきし」展の紹介
お話に引き込まれる生徒たち
ドイツの街の中から。「記憶の文化」について
悩みながら書き出します
前回ゲストの北川さんもいっしょに